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「外車ってかっこいいけど、燃費悪いんでしょ?」というのは、もう何年も前の話かもしれません。
ここ数年で外車の燃費は劇的に改善しています。欧州では環境規制が厳格化し、ハイブリッド化や軽量化が一気に進みました。結果、今では日本車に匹敵する“燃費のいい外車”も珍しくありません。
本記事では、
- 外車の燃費が改善した理由
- 2025年時点で燃費が良い外車ランキング
- 実燃費のリアル
- 燃費をさらに伸ばすコツ
- 「燃費がいい外車」に賢く乗る方法
を徹底的に解説します。
なぜ“外車は燃費が悪い”というイメージが生まれたの?
昔から日本では、「外車=燃費が悪い」というイメージが根強くありました。この印象には、いくつか明確な理由があります。
排気量が大きいエンジン設計
ドイツやイギリスなどヨーロッパでは、高速道路(アウトバーンなど)を長距離走る文化があります。そのため、トルク重視・加速性能重視の大排気量エンジンが主流。その結果として、燃料消費が多い=燃費が悪いという印象を与えてきました。
車体が重く、走りを重視した設計
欧州車は「安全性」「剛性」「乗り心地」を最重視する傾向があります。ボディ構造がしっかりしているぶん重量が増え、燃費に不利でした。一方、日本車は軽量化が得意で、街乗り燃費で優位に立ってきたわけです。
ハイブリッド技術の普及が遅かった
トヨタ・ホンダ・日産など日本メーカーは、いち早くハイブリッド技術を実用化。
一方、欧州勢はディーゼルエンジンが主流だったため、電動化の波に乗るのが遅れました。
外車の燃費が大きく改善した3つの理由
では、なぜ今になって外車の燃費が良くなったの?背景には明確な構造変化があります。
電動化(ハイブリッド・PHEV・EV)の急拡大
欧州連合(EU)は、CO₂排出量95g/km以下を義務付けました。この規制を守るため、各メーカーは電動化を急速に進めました。
- ルノー「E-TECH」シリーズ(ハイブリッド)
- メルセデス「EQシリーズ」
- BMW「iシリーズ」「eDrive」
- アウディ「TFSI e(プラグイン)」
これらはガソリンに頼らず、モーターでの低速走行を重視。街乗りでは20〜25km/L台を実現するモデルも珍しくありません。
軽量化とエンジンの小排気量化
最近の外車は「小さなエンジンでもよく走る」設計になっています。1.0Lターボや1.3Lマイルドハイブリッドなど、ダウンサイジングターボの流れが主流に。これにより、燃費は10年前より平均で25〜30%向上しています。
自動変速機と走行制御技術の進化
トランスミッションが多段化(7速・8速・9速AT)し、走行状況に合わせて最適な回転数を維持するようになりました。結果、エネルギー効率が上がり、静かで燃費の良い走りが実現しています。
2025年版「燃費のいい外車」ランキング
ここからが本題です。現行モデル(日本国内販売モデル)を中心に、燃費のいい外車TOP10をまとめました(WLTCモード換算)。
結果として、ルノーやプジョーなどフランス勢の台頭が目立ちます。
| 順位 | 車種名 | パワートレイン | カタログ燃費(WLTC・km/L) | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ルノー ルーテシア E-TECH HYBRID | フルハイブリッド | 25.4 | 欧州勢でも屈指の高燃費 |
| 2位 | ルノー キャプチャー E-TECH HYBRID | フルハイブリッド | 23.3 | SUVでこの数値は優秀 |
| 3位 | プジョー 208 HYBRID | ハイブリッド(1.2L) | 22.4 | ダウンサイジング+電動化 |
| 4位 | ルノー アルカナ E-TECH HYBRID | フルハイブリッド | 22.8 | クーペSUVでも高効率 |
| 5位 | メルセデス・ベンツ A250e | PHEV | 21〜25(相当) | EV走行併用のため条件で変動 |
| 6位 | BMW 320e | PHEV | 約20(前後) | eDrive活用で市街地に強い |
| 7位 | アウディ A3 30 TFSI | 1.0L ガソリンターボ | 17.9 | 軽量×高効率で実用域良好 |
| 8位 | MINI Cooper D | ディーゼル | 〜19.5 | グレードにより差あり |
| 9位 | フォルクスワーゲン ゴルフ(TDI/eTSI) | ディーゼル/マイルドHV | 18〜20 | 仕様・タイヤサイズで変動 |
| 10位 | メルセデス・ベンツ C220d | ディーゼル+MHEV | 18.5〜19.1 | 走りと燃費のバランス良 |
※いずれもメーカー公表のWLTCカタログ値の目安です。年式・グレード・駆動方式・装着タイヤ等で前後します。掲載値は「燃費重視モデル」を代表例として記載しています。
日本車と比べて、外車の燃費はどうなの?
一般的に、日本車(ガソリン車・ハイブリッド車)の平均燃費は、15〜25km/L前後(WLTCモード)。一方、外車の燃費上位モデルも20〜25km/L前後に達しています。つまり、クラスが同じなら燃費差はほとんどないわけです。
ただし、以下の点で差が出ます。
- 欧州車は車体が重い分、高速での安定感が高い
- 市街地燃費は日本車の方がやや有利
- 逆に、高速巡航燃費では外車が上回ることも
つまり、「どんな使い方をするか」で燃費の印象は変わるわけです。
燃費をさらに良くする外車の乗り方
燃費性能は車の性能だけでなく、ドライバーの習慣でも差が出るものです。外車の燃費を最大限に引き出すためのポイントをまとめました。
エコモードを活用する
最近の外車は“ECOモード”を搭載していて、アクセルレスポンスを抑えて燃料消費を最小限にします。
タイヤの空気圧を適正に保つ
外車に限ったことではないですが、空気圧が下がると抵抗が増え、燃費は1〜2割悪化します。外車は重量があるので空気圧チェックが特に重要です。
アイドリングストップを活用
欧州車は信号待ち時に自動停止する「Start&Stop」機能が標準。小まめに活用することで、年間で数千円単位の燃料削減が可能です。
長距離ドライブを想定した運転リズム
日本車も当てはまることですが、欧州車は高速域で最も燃費効率が高くなる設計。適度な速度で、無理のない巡航が最も燃費を伸ばすコツですね。
「燃費が良くても外車は高い」──その壁を超える選択肢
ここまで見てきたとおり、燃費の面では外車も日本車に匹敵します。でも、最後に残るのが「価格」と「維持費」の壁ですよね。
- 購入時の頭金が高い
- 保険料や車検代が上がる
- 維持費が不安
こうした理由で、「燃費はいいかもしれないけど、結局お金がかかる」と感じる人も多いはず。でも、最近は“新しい乗り方”を提供してくれるサービスがあります。
このサービスは、外車を購入せず、月々定額で乗れるリース方式。ベンツ・BMW・アウディなどの輸入車も対象です。
そして、最短1年から乗れる短期リースも可能です。これが費用を抑えて外車を楽しみたい人にピッタリです。短期間なら、
- 支払総額が少ない
- 乗り換えが自由
- メンテナンス費・保険・税金もコミコミ
といったメリットがあります。
なので、「燃費のいい外車を体験してみたい」「まずは1年だけ外車に乗ってみたい」と、そんな人にこそ向いています。

